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花暦(二十四節気・気候の移り変わりと栽培)
2008.11.4独立
主題変更11.9
初めに
気候の節目 春の芽吹きや植え替えから、屋外栽培では晩秋の屋内への取り込みまで、大抵の世話は、温度の変化に応じています。夏でも熱帯夜の時期はランがぐったりします。一方、梅雨と秋の長雨は雨ざらしでの栽培では根腐れや病気の原因になります。
そこで、気候の移り変わりの節目を知ることは、栽培にとても役立ちます。
字の色分けは、緑は種類、オリーブ色が葉の活動、青は新芽、茶は植え替えなど、灰色が根の活動、赤は花、紫は肥料、桃色は病害虫と消毒・殺虫の関連。
温度
遮光 本を見ると、種類ごと、季節ごとに遮光の割合がきめ細かく書いてありますが、覚えきれません。また本によって率が食い違います。強光(真夏を除いて直射日光で良い)、中光(少し遮光、他のランの陰、室内ならカーテン越し、)、弱光(常に半分くらいの遮光、室内なら二重カーテン越し)の3段階位とするのが現実的でしょう。
目次
1.気候の節目
2.洋ランの高温種・中温種・低温種
3.遮光
1.気候の節目
真冬日(最高気温0℃未満)、大阪無し
冬日(最低気温0℃未満)、大阪無し
1月 冬至以降、どんどん日は長く高くなり、日射も強まり、昼の温度は徐々に高くなる。夜の寒さは2月に向かって深まる。
2月3日 最低気温の最低を記録(0.4℃)、大阪2007
2月4日 最高気温15℃以上の始まり、大阪2007(立春頃)
3月22日 最低気温5℃未満の終わり、大阪2007(春分頃)
3月29日 最高気温20℃以上の始まり、大阪2007(3月4日に例外あり)
4月27日 最低気温10℃未満の終わり、大阪2007 耐低温種(デンドロ・シンビ)の屋外栽培の開始
4月30日 夏日(最高気温25℃以上)の始まり、大阪2007 立夏(5/5) 温室遮光開始
5月21日 最低気温15℃未満の終わり、大阪2007 高温種(カトレヤ・コチョウランなど)の屋外栽培の開始
6月8日 梅雨入り(関東・平年) 芒種 雨ざらしの鉢は、長雨による病気に備えて殺菌
6月12日 真夏日(最高気温30℃以上)の始まり、大阪2007(2006年は6月1日)
6月22日 夏至(太陽高度最大・昼が最も長い)
7月8日 熱帯夜(最低気温25℃以上)の始まり、大阪2006 小暑
7月14日 猛暑日(最高気温35℃以上)の始まり、大阪2006
7月20日 梅雨明け(関東・平年) 大暑 遮光強化
7月31日 最低気温20℃未満の終わり、大阪2007
8月1日 最低気温25℃未満の終わり、大阪2007 立秋(8/7)
8月17日 最高気温の最高を記録(38.3℃)、大阪2007 この前後1週間が最も暑くなる
8月22日 最低気温25℃未満の始まり、大阪2007 処暑
8月28日 最低気温の最高を記録(28.2℃)、大阪2007
9月2日 猛暑日(最高気温35℃以上)の終わり、大阪2007(2006年は8月26日)。
8月末−9月初め 秋雨前線(停滞前線)現れる、10月半ばに寒冷前線が現れるまでまで 日光不足・過湿注意、雨除け
9月13日 最低気温20℃未満の始まり、大阪2006
9月18日 熱帯夜(最低気温25℃以上)の終わり、大阪2006(秋分頃)
9月18日 真夏日(最高気温30℃以上)の終わり、大阪2006(秋分頃)
10月9日 最低気温15℃未満の始まり、大阪2006 (次は22日) 寒露 秋の植え替えの終了、高温種(バンダ・胡蝶蘭など)の取り込み
10月27日 夏日(最高気温25℃以上)の終わり、大阪2006
11月8日 最低気温10℃未満の始まり、大阪2006 立冬 屋外・温室、保温・防寒準備、デンドロビウムの取り込み
12月4日 最低気温5℃未満の始まり、大阪2006 大雪(12/7) 保温・防寒本格化
12月22日 冬至(太陽高度最低、昼が最短)
12月29日 最高気温の最低を記録(6.3℃)、大阪2006
2.高温種・中温種・低温種の目安(原色洋ラン写真集より)
高温性
デンファレ できれば15℃以上は欲しいが、もし10℃を割り込み5℃ぐらいまで下がるなら水やりは1カ月に一度
コチョウラン 10℃以上を目標に保温に努めるが、10℃以下になるなら霧吹き程度の水やりで保湿に努める、10℃以下になるとたちまち葉の色が変わり傷んでしまう(小田)
バンダ 中温性−高温性、できるだけ温度を保つが、暖房のため加湿が必要、アスコセントラムは最低温度10℃ぐらい、最低温度10℃ではかろうじて枯れ死しない程度(小田、洋ラン入門)
ディサ 冬期高温性
中温性
カトレヤ 13-15℃以上を保ちたい、10℃以下なら水やりをできるだけ少なく、ミニ系の方が寒さに強い
パフィオペディルム 冬咲き系の多くの園芸種は10℃ほどで越冬、12-3月は加湿を心がける、夏咲き系はできれば15℃前後を確保する
セロジネ 低温性は5℃位に耐えるが、中・高温種もある、最低温度7-8℃を保てればりっぱに栽培できる(小田)
ミルトニア 13℃以上を保ち、加湿する、短期間ならば7℃ぐらいまでは耐える
オドントグロッサム 13℃以上を保ち、それ以下になる場合は加湿して水やりを少なめに
デンドロキラム 中温性
エピデンドラム 中温性、一部は強健種で低温に強い
リカステ 中温性
ジゴペタラム 中温性、低温に強く5℃で越冬する種類もある
低温性
シンビジウム 10℃前後を保つと良い、(夜間)15℃になると花芽が落ちたりするので注意
デンドロビウム 晩秋から春まで最低温度が5-10℃の場所で管理するとよい
バンダ フウランとバンダとフウランとの交配種は低温性
オンシジウム バルブを形成するものは5℃程度で冬越しすることも可能である、15-17℃以上を保つと休眠せずに生育が続くのでできるだけ日に当てる、剣葉タイプは10℃以上必要
3.遮光:品種別の日光に当てる度合い(小田善一郎、洋ラン育て方・楽しみ方、ナツメ社、の例)
強 --> デンドロビウム、シンビジウム、バンダ、オンシジウム、カトレヤ、オドントグロッサム、ミルトニア、ファレノプシス、パフィオペジラム、セロジネ --> 弱
赤はほぼ直射で可、桃は少し遮光、青は3割くらいの光
同じ植物でも、根が傷んだり、春先で体の水分が少なくなったりしていると日焼けしやすい
二十四節気などについて(ウィキペディアよりなど)
歴史
二十四節気は言うまでもなく古代中国の知恵である。冬至は、1年のうち最も日が短く、殷(紀元前1700年ころ)周の時代に年始とされていた。ヨーロッパでも太陽の再生として同様に考えられ、我が国の神道でも同様である。
春分・秋分・夏至・冬至を合わせて二至二分と呼ぶが、戦国時代末期の『呂氏春秋』では夏至は「日長至」、冬至は「日短至」、春分・秋分は「日夜分」と名付けられている。
二至二分の中間点に位置する四立に関しては、『呂氏春秋』において「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の語が使われていることから、戦国時代に一般化したと考えられる。
古代中国人は1年12ヶ月を春・夏・秋・冬の四時に分け、正月・2月・3月を春、4月・5月・6月を夏、7月・8月・9月を秋、10月・11月・12月を冬とした。
戦国時代になると冬至の翌々月を年始とする夏正(夏暦)が各国で採用されるようになり、これにより冬至と春分の中間点が正月すなわち春の最初の節気にあたるようになったことで「立春」と名付けられ、他の二至二分四立も春夏秋冬の名が冠せられるようになったと考えられる。
二十四節気の名称は前漢の『淮南子』において出そろっており、それまでの間に名称が固定化したと考えられる。八節をさらに3分割したのは、月と対応させるためである。
名称と時期
二十四節気の名称は、発明された当時の物がほぼそのまま使われている。節気名称は実際の気温よりは太陽の高度を反映したものとなっている。日本では独自に雑節が設けられたり、本朝七十二候が作られたりした。名称の由来を種類別に分けると以下のようになるだろう。
昼夜の長短を基準にした季節区分(各季節の中間点) - 春分・夏至・秋分・冬至
昼夜の長短を基準にした季節区分(各季節の始期)- 立春・立夏・立秋・立冬
気温 - 小暑・大暑・処暑・小寒・大寒
気象 - 雨水・白露・寒露・霜降・小雪・大雪
物候 - 啓蟄・清明・小満
農事 - 穀雨・芒種
春 (度は春分を起点とした、太陽の回る黄道上での位置を角度で表わす)
一月 : 立春(315度、2月4日)- 雨水(330度、2月19日)
二月 : 啓蟄(345度、3月6日)- 春分(0度、3月21日)
三月 : 清明(15度、4月5日)- 穀雨(30度、4月20日)
夏
四月 : 立夏(45度、5月5日)- 小満(60度、5月21日)
五月 : 芒種(75度、6月6日)- 夏至(90度、6月21日)
六月 : 小暑(105度、7月7日)- 大暑(120度、7月23日)
秋
七月 : 立秋(135度、8月7日)- 処暑(150度、8月23日)
八月 : 白露(165度、9月8日)- 秋分(180度、9月23日)
九月 : 寒露(195度、10月8日)- 霜降(210度、10月23日)
冬
十月 : 立冬(225度、11月7日)- 小雪(240度、11月22日)
十一月 : 大雪(255度、12月7日)- 冬至(270度、12月22日)
十二月 : 小寒(285度、1月5日)- 大寒(300度、1月20日)
)
一月 : 立春(315度、2月4日)- 雨水(330度、2月19日)
二月 : 啓蟄(345度、3月6日)- 春分(0度、3月21日)
三月 : 清明(15度、4月5日)- 穀雨(30度、4月20日)
夏
四月 : 立夏(45度、5月5日)- 小満(60度、5月21日)
五月 : 芒種(75度、6月6日)- 夏至(90度、6月21日)
六月 : 小暑(105度、7月7日)- 大暑(120度、7月23日)
秋
七月 : 立秋(135度、8月7日)- 処暑(150度、8月23日)
八月 : 白露(165度、9月8日)- 秋分(180度、9月23日)
九月 : 寒露(195度、10月8日)- 霜降(210度、10月23日)
冬
十月 : 立冬(225度、11月7日)- 小雪(240度、11月22日)
十一月 : 大雪(255度、12月7日)- 冬至(270度、12月22日)
十二月 : 小寒(285度、1月5日)- 大寒(300度、1月20日)
七十二候
七十二候(しちじゅうにこう)とは、古代中国で考案された季節を表す方式のひとつ。二十四節気(の間)をさらに約5日ずつの3つに分けた期間のこと。
各七十二候の名称は、気象の動きや動植物の変化を知らせる短文になっている。
古代中国のものがそのまま使われている二十四節気に対し、 七十二候の名称は何度か変更されている。 日本でも、江戸時代に入って渋川春海ら暦学者によって日本の気候風土に合うように改訂され、「本朝七十二候」が作成された。現在では、1874年(明治7年)の「略本暦」に掲載された七十二候が主に使われている。俳句の季語には、中国の七十二候によるものも一部残っている。