入手した鉢の衣替え

胡蝶蘭やカトレヤは以前よりずっと手軽に入手できるようになりました。しかし、すぐに枯れたり、根腐れしてだめになったりしがちです。続けて楽しめるようにするための方法を考えました。
中抜き2008.9.18
改題衣替え11.8

初めに
胡蝶蘭は、「出回る苗は根腐れしていることが多い」などと、本に書かれています。その上、高温で乾きやすい温室内で育てられていた苗を、乾きの悪い大きな化粧鉢に数鉢押し込み、上には水苔がかぶさられたりしているため、素人が世話をしたら、腐らない方が不思議です。中には、1鉢ずつにばらすことまでは書かれていますが、それでも不十分です。
他のところでも書いたように、根腐れは、根元直下と、鉢底の過湿状態が長く続くことによって起きます。ミズゴケ植えでは、根元直下は小さいころからの古いミズゴケが残っていたり、鉢全体にミズゴケが固く詰め込まれたりしており、乾きにくくなっています。
これまでは、入手した鉢を自分流に植え替えていましたが、そうすると過湿は防げるものの、植え痛みが起きました。
植え替えることなしに、過湿を避けるにはどうしたら良いか?たとえば、胡蝶蘭の根は鉢の周りにだけ伸びていて、鉢の中の方は少ないです。そこで、根のない部分の固く詰まったミズゴケを除いて(中抜き)
、代わりにスチロールを埋め込めば、根を余り傷めることなく、過湿を防げるようになります。胡蝶蘭は化粧鉢から出してみると、このHPで勧めている透明の柔らかいポリポットに植えられていることが良くあります。その場合はそれからの世話もここに書いた通りにでき、一層根腐れ防止に役立ちます。

手順(コチョウラン・ミズゴケの例)
@胡蝶蘭の開花苗を入手しました。透明のポリエチレンポットに植えられています。そろそろ花が萎れてきました。9月17日

A根が内側からポットに張り付いているので、ポットを揉むようにして剥がして、抜き取れるようにします。鉢から抜くと、根は底に回っていますが、側面には、根の余り無い所があります。中には根が腐っている場合があります。


B根の無い所から、ピンセットなどを使って、少しずつミズゴケを取り除いて行きます。中には白くて新しい根が伸びていることがあるので、そのような場合は、根を傷つけないようにそっと取り除いていきます。(中抜き)

C根元の直下は、過湿になりやすい所なので、できるだけミズゴケを取り除いてしまいます。中の部分も、白い根を残してミズゴケを取ってしまいます。鉢の縁に当たる、根のある部分は、根からミズゴケを取らない方が良いかも知れません。固まっているのはほぐしてやった方がよいでしょう。根同士がくっついていたり、鉢の中で巻いている場合はそっとほぐして鉢の縁寄りにします。

D隙間に合わせて、根元直下から鉢底近くまで発泡スチロールの断片を詰めます。白い根がある場合はそれを挟むように避けて入れます。

Eミズゴケや根と、発泡スチロールの隙間に、古くなっていないミズゴケを軽く詰め、鉢の縁側でもミズゴケのない所には軽く入れます。

F苗を逆さに持ち、上から植わっていたポットをそっとかぶせて、普通の位置に戻してから、根鉢を鉢底までしっかりと納めます。ミズゴケの足りないところは、鉢との隙間からピンセットなどでミズゴケを埋めます。
その後
秋まで屋外に置いてありましたが、10月に寒くなったので、2階の西向きの出窓のカーテン越しに置き、内側をビニールで覆って昼間を高温にしたところ、咲かなかった先端の蕾が大きくなり始めました。


カトレヤの場合
カトレヤも割に根腐れしやすいです。上と同じように中抜きをすると入手当初の根腐れを減らせると思います。

バーク植えの場合
バーク植えでは、除くのは簡単になりますが、その反面で根鉢が崩れやすいのが難点です。


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