今月の提案
水やり間隔



1.初めに
水やりをいつやるかは頭の痛い問題です。しかし、簡単な方法があります。
結論はいつでもほぼ一定の間隔でやれば良いのです。
水を好むシンビジウムでは4日目ごと、その他の種類はそれ以後で1週間以内が目安です。

2.水やり間隔を決めるもの
(1)これまでの水やり
これまでの水やりは、鉢の表面を見て、種類や季節により、例えば根腐れし難い種類で夏などは、表面が乾いたら、
反対に根腐れしやすい種類で冬などは、表面が乾いてから1週間位してから、その他の季節では一般に表面が乾いてから2−3日してからなどと言われています。複雑で、難しく、しかもこの通りにしても根腐れが起きます。

(2)苗の蒸散に応じた水やり
ここで提案するのは、苗の蒸散に応じた水やりです。
鉢を密閉できる袋で包んで鉢からの水の蒸散は防ぎ、苗は袋の外にして、全体の鉢の重さを毎日測ると、
苗からの蒸散によって重さが減っていきます。
1日の蒸散量は、水やり直後で、夏のシンビジウムでは100cc近く、他の種類は約10ccです。
蒸散量は日に日に少しずつ減っていきます。
4日目になると、ミズゴケ植えでも、バーク植えでも蒸散量は大体初めの半分以下になります。
シンビジウムにとっては、この位が限界のようです。従って4日目には水を補った方が良さそうです。
すると蒸散量は回復します。
一方、余り水を必要としない、熱帯の着生種(CAM植物)は、一方で根腐れしやすい傾向があるので、もう少し待つことにします。
1週間目位になると1/10程度まで下がってしまいます。
しかも1週間以上たつと、ミズゴケも、バークの表面近くも白っぽく乾いてきて、次に水をやっても水を吸いにくくなります。
そこで、シンビジウム以外の全ての種類は1週間目までに水をやるようにします。
夏に比べて春・秋や冬では水やりの量を、別項のように、減らしますが、水やりの間隔は余り変える必要がなさそうです。
花の咲いている時期は間隔1週間では長すぎるかもしれませんが、それはまだ今後の課題です。
この方法に慣れてきたら、種類や時期によって4日目から1週間の間で間隔を変えてみると、さらに良いでしょう。

08.11.15記